occur2009 フライヤ配布中です

p1170807「occur 2009」開催内容のフライヤ仙台のカフェ、クラブ、公共施設中心に配布中です。

コンセプト、解説、参加メンバー等の詳細をご覧頂けます。

展示「工場と遊園地 Factory and Fantasy」

映像作家、音楽家、建築家、科学者のコラボレーションによって、ジャンルを横断した幻想的な空間を作り出します。空想と現実の境界にあるもの。そしてその境界そのものをテーマに、各分野の技術とイマジネーションを一つの作品として構築するプロジェクトでもあります。子どもたちが未来を感じ、大人が今生きている時代と対話できるような場所を仙台から作り出してゆく試みの第一歩です。
私たちの人生には現実的な側面と、空想的な側面があります。厳しい社会の現実を直視しなければならない一方で、わずかながらも夢を持ち、
明日に希望を感じて生きていく。こうした現実と空想の狭間。境界線の上をまるで綱渡りのように歩いていくのです。
この展示によって、メディアアートというものが、様々な分野の技術や知識を結集できる一種のプラットフォームになりうることを証明する
ものになればと思います。そして、この作品を体験することが、いつのまにか忘れていた空想を思い出すきっかけになることを切に願います。

作品解説
この作品の最も大きな表現的試みは、建築家はまだしんすけ氏の制作するプロダクトデザインとエレクトロニカ•ユニットantennasiaがwowlabのモーショングラフィックスに影響を与え、さらにモーショングラフィックスがインタラクティブアートに連鎖的に影響を与えていく点にあります。この状況を俯瞰して観察すると、物理的な要素とデジタルな要素が一体となって、大きなシステムを作り出しているかのように見えるはずです。
展示は宮城県美術館の2Fのフロア全体を使用しておこなわれます。いくつかの家具や彫刻に加え、数台のコンピューターによって作り出されるデジタルな映像表現。またantennasiaによる数回のライブもその会場で開催されますが、その際は演奏に反応するかのようにインタラクティブに表現が変容する予定です。
また認知科学の専門家である茅原拓朗氏との、サウンドやビジュアルに関するディスカッションが作品に大きな影響を与えているのも大きな特徴です。いかに科学的なアプローチで表現を作り出すか。これは我々にとって非常に重要なトピックスです。

参加メンバー
antennasia(アンテネイジア)
1999年、san (vo) とNerve (prog)により東京にて結成。結成当初より、エレクトロニカ、ブリストル・サウンド、ダブ、ジャズなど様々な要素を消化した独自のサウンドを展開する。
現在は仙台を拠点に活動している。2008年、リミックス・アルバム
”Velo-City:remixed”をリリース。  http://www.antennasia.com/

wowlab(ワウラブ)
仙台と東京で映像全般のプランニング、ディレクションを行う制作
会社「WOW」の社内ユニット。インターフェイスとしての映像の可能性を探り、海外でもインタラクティブなプログラムを組み込んだ
観衆参加型の作品を発表して注目されている。
http://www.wowlab.net/

茅原拓朗(かやはら たくろう)

1968年東京生まれ。博士(心理学)。宮城大学事業構想学部デザイン
情報学科准教授。専門の知覚・認知心理学をツールに、「目カメラ
ワークショップ」(NTTインターコミュニケーションセンター)など、<発見の普及活動>に取り組んでいる。

ちっく
1978年生まれ。『物語的風景』をキーワードに物語が生み出されるようなコミュニケーションのきっかけとなる作品をつくります。2007年、国際家具見本市ミラノサローネ サテリテにバーチ材を
使ったユニークな家具『ハッピーバーチディ』を出品。建築、家具、プロダクト、照明、サインなどでジャンルを問わず10以上の作品
で受賞。 http://ticc.sakura.ne.jp/

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