「occur2010 摩磋 -massage-」開催決定

かのコロンブスは、イタリアのジェノヴァ出身で方言を母語としつつポルトガルの女性と結婚したが、ポルトガル語とスペイン語の入り交じった言葉で過ごし、完全には使えないいくつかの言葉を使いながら生き、新大陸に到達したという。彼は完璧な英雄ではなく、創造力と柔軟なコミュニケーション力を持ったパイオニアだったのだ。

「occur2010 摩磋 -massage-」、摩擦の「摩」と切磋琢磨の「磋」で「マッサ」。視覚的にも聴覚的にも何やら存在しそうな言葉であるが、これは造語である。それでもなお私たちは、この意味がわかるような気がするだろう。正しくはないが、意味が通じる言葉。今日、私たちは、快楽をもたらすだけのマッサージと、どこまでも過剰に増大する情報をメディアに求め、溺れている。「摩磋」とは、そんな今日のメディアの海で新大陸を見つけるために、視覚と聴覚、そして私たちの創造力をもみほぐし、磨き上げるキーワードである。

詳しくは
http://feslab.net/event/occur2010_2.html
http://feslab.net/

アーティスト

スプツニ子(Sputniko!)
渡辺圭介(w-lab)
SHIMURABROS.
Open Reel Ensemble
タナカカツキ
池田 晶紀

プログラム(常設展)-会期中(12月10日〜23日)、会場のTRUNKに3つの展示を常設します。入場無料。

DOTMOV
世界中の未知なる才能発掘と作品紹介の機会創出を目的に開催されるデジタル・フィルム・フェスティバル「DOTMOV FESTIVAL 2010」の仙台巡回展。世界26カ国から集まった237作品の中から選ばれた11の優秀作品を上映。
http://www.shift.jp.org/mov/

FesLab selection
FesLab がセレクトした東北・仙台のクリエイターの映像作品を上映。「むつデジタル映像フェスティバル」への出展作品や東北芸術工科大学の学生作品、仙台市内の映像作家による作品など多数。

SHIMURABROS. in room 35
第13回文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞した姉妹アートユニット・SHIMURABROS.のコンセプトルームをTRUNK35号室に設置。 ※EICON BOXの展示は12月10日〜12月23日。EICONの展示は12月13日からになります。

(平日:10:00-20:00、土日祝:10:00-18:00。月曜日:機器メンテナンスのためお休み)
・常設展:12月10日(初日)は18:00-22:00

プログラム(週末企画)-各週の金曜・土曜と最終日の祝日に行うイベントです。参加無料。-

[opening live & talk]スプツニ子(Sputniko! )–あんたの地球観、根底からもんでやるわ!
サイボーグ、ジェンダー、ポップカルチャーなどをテーマに音楽・デバイス・映像作品を発表する話題のアーティスト・スプツニ子をゲストに招いたオープニングトークと、第8回・第9回文化庁メディア芸術祭審査委員推薦作品に選ばれたTRUNK 会員w-lab(東北生活文化大学)のライブを開催。
・日時:12月10日(金)18時~21時
・出演:スプツニ子(Sputniko!)、w-lab(東北生活文化大学)

[workshop]When Planets Meet
Googleのプロジェクトで月面探査機を開発しているWhite Label Space Japan, LLCの東北大学研究チームのNathan Britton研究員も加わって、「月で実現したいアート」を参加者とともに考えるワークショップ。
・日時:12月11日(土)13時~16時
・出演:スプツニ子(Sputniko!)、Nathan Britton(White Label Space Japan, LLC、東北大学大学院工学研究科)

[talk session]イマジネーションをもみほぐす
文化庁メディア芸術祭受賞者・SHIMURABROS.を招いたトークセッション。「イマジネーションをもみほぐす」彼らの創造作法を探る。
・日時:12月17日(金)18時~20時
・出演:SHIMURABROS.

[guest live]Open Reel Ensemble LIVE in TRUNK
第13回文化庁メディア芸術祭優秀賞受賞者、和田永によるスペシャルライブ。4台のオープンリールを楽器として操り自在に音を奏でる「Open Reel Ensemble」を披露。
・日時:12月18日(土)19時~20時
・出演:和田永、吉田悠、佐藤公俊、難波卓己、吉田匡

[the last massage]最後のひともみ
まんが家で映像作家のタナカカツキと写真家・池田晶紀がくり広げる予測不能のクロージングトーク。
・日時:12月23日(祝)17時~20時
・出演:タナカカツキ、池田晶紀

スケジュール

開催会場

TRUNK -Creative Office Sharing-(仙台市若林区卸町2-15-2 5F)
→ Google Mapで見る

協力企画

せんだいメディアテーク開館10周年記念事業「ことばをこえて-映像の力」第3部「シアター・マッサージ」(12月18日~23日)のプログラムを協力企画として実施します。入場料は各1,000円(前売り・当日とも)。前売り券はせんだいメディアテーク1階ナディッフビスで販売。
http://www.smt.jp/beyond_words/part3.html

18日 SEKILALA――3screen installation <映像インスタレーション>
19日 Full Flat――高速・高精度3D画像センシングに基づくダイナミックプロジェクションシステム <映像インスタレーション>
20日 KIKOE+DJ TRANQUILIZER <上映+ライブ>
21日 私と運転席の男たち+てつがくカフェ <上映+てつがくカフェ>
22日 “爆音上映”AKIRA <上映>
23日 タナカカツキと池田晶紀の徹底放談――映像表現のその先へ <トーク>

開催概要

主催:occur実行委員会、FesLab
共催:東北経済産業局
協力:文化庁メディア芸術祭、せんだいメディアテーク、SHIFT、logue、東北大学未来科学技術共同研究センター、大日本印刷、EPSON、仙台クリエイティブ・クラスター・コンソーシアム
会期:2010 年12月10日(金)~23日(祝)
会場:TRUNK -Creative Office Sharing-(仙台市若林区卸町2-15-2 5F)
地図:→ Google Mapで見る

詳しくは
http://feslab.net/event/occur2010_2.html
http://feslab.net/

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