occur2009「交差 The moment a vector crosses.」

occur2009として、建築家、映像作家、音楽家、科学者による、実験的なインスタレーションを展示します。空想と現実の境界にあるもの。そしてその境界そのものをテーマに、各分野の技術とイマジネーションを一つの作品として構築するプロジェクトでもあります。この展示によって、メディアアートが、様々な分野の技術や知識を結集できる一種のプラットフォームになり得る可能性を探ります。

内容
ポスターサムネール 仙台クリエイティブ・クラスター・コンソーシアム平成20年度研究会事業
occur2009「仙台発 21世紀サウンド&デザイン」
「交差 The moment a vector crosses.」
展示作品/解説
occur全景 「工場と遊園地 Factory and Fantasy」
この作品の最も大きな表現的試みは、建築家ちっくの制作するプロダクトデザインとエレクトロニカ・ユニットantennasia がwowlabのモーショングラフィックスに影響を与え、さらにモーショングラフィックスがインタラクティブアートに連鎖的に影響を与えていく点にあります。この状況を俯瞰して観察すると、物理的な要素とデジタルな要素が一体となって、大きなシステムを作り出しているかのように見えるはずです。
展示は宮城県美術館の2Fのフロア全体を使用しておこなわれます。いくつかの家具や彫刻に加え、数台のコンピューターによって作り出されるデジタルな映像表現。またantennasiaによる数回のライブもその会場で開催されますが、その際は演奏に反応するかのようにインタラクティブに表現が変容する予定です。
参加アーティスト プロフィール
antennasia (アンテネイジア)
1999年、san (vo) とNerve (prog)により東京にて結成。結成当初より、エレクトロニカ、ブリストル・サウンド、ダブ、ジャズなど様々な要素を消化した独自のサウンドを展開する。現在は仙台を拠点に活動している。2008年、リミックス・アルバム"Velo-City : remixed"をリリース。
http://www.antennasia.com/
wowlab(ワウラブ)
仙台と東京で映像全般のプランニング、ディレクションを行う制作会社「WOW」の社内ユニット。インターフェイスとしての映像の可能性を探り、海外でもインタラクティブなプログラムを 組み込んだ観衆参加型の作品を発表して注目されている。
http://www.wowlab.net/
茅原拓朗(かやはらたくろう)
1968年東京生まれ。博士(心理学)。宮城大学事業構想学部デザイン情報学科准教授。専門の知覚 ・ 認知心理学をツールに、「目カメラワークショップ」(インターコミュニケーションセンター)など、 <発見の普及活動>に取り組んでいる。著書に『だまされる脳』他。
ちっく
『物語的風景』をキーワードに物語が生み出されるようなコミュニケーションのきっかけとなる作品をつくります。2007年、国際家具見本市ミラノサローネ サテリテにバーチ材を使ったユニークな家具『ハッピーバーチディ』を出品。建築、家具、プロダクト、照明、サインなどでジャンルを問わず10以上の作品で受賞。
http://www.ticc-architect.com/index.html
場所
会期
  • 期間:2009年3月17日(火)〜3月29日(日)
  • 時間:9:30〜17:00(月曜休館:会期中3月23日)
ライブ
  • antennasia(アンテネイジア)によるライブを開催いたします。
  • 日にち:3月20日(金・祝)、22日(日)、29日(日)
  • 時間:各日ともに14:00〜(20分程度)
Sendai Creative Forum 2009
3月22日(日) 国際シンポジウム開催決定!
仙台市とその隣接する地域では、映像メディア、現代アート、建築、デザインなどのクリエイティブな活動を軸に街を再生させようという動きが始まっています。この胎動を今後さらに発展させていくためには、都市の中に埋もれている有用な人材を発掘し育成していくことが重要であると同時に、国際的なネットワークとつながり、情報やノウハウを共有しつつ、人と人との交流や対話を重ねることが必要となってきます。
詳細(PDF)
http://feslab.net/blog/?p=121
国際交流基金の協力により、海外でクリエイティブなイベントをオーガナイズしているゲストを迎え、地域のクリエイティブをテーマにディスカッションを行う予定です。
サウンド・デザインの未来像/SC3 Cafe Vol.8
3月19日(木) 岡田晴夫氏(パイオニア株式会社技術開発本部オーディオ開発ラボラトリ)を迎えサウンド・デザインについてのイベントを開催します。
私たちに身近な存在であるサウンド(音)は、時に人を元気づけ、時に人を和ませてくれます。また、聴く人によって感じ方が全く違う不思議なもので、味わい深さを持ったものです。そんなサウンドへのこだわりを追及し、職人的な技術開発を続けるパイオニア株式会社から岡田晴夫氏をお招きし、スタッフの1人として活動する「Soundbum(サウンドバム)」や、現在進行中のサウンド・デザインプロジェクト「Sound Lab(サウンド ラボ)」についてお話していただきます。
http://www.sendai-c3.jp/pickup/archives/090306111638.php
主催
  • 仙台クリエイティブ・クラスター・コンソーシアム
  • 宮城県美術館
  • 仙台市
  • FesLab
    クリエイティブ関連都市型フェスティバル調査研究会
共催
  • 東北経済産業局
お問い合わせ
  • Feslab運営事務局・occur2009実行委員会
  • mail:info@feslab.net
  • URL:http://www.feslab.net